小児の指しゃぶりについて
3歳くらいまでの指しゃぶりであれば永久歯の歯並びには影響しません。
5歳を過ぎても行っているとあごの骨格に影響してしまうことがあり、歯並びが悪くなってしまうことがあります。
大人の言うことをある程度理解してくれる3歳頃から少しずつ止めるよう働きかけを始めましょう。4歳半~5歳までに指しゃぶりをやめられれば、乳歯の歯並びが悪くなっていても永久歯の歯並びは正常に戻る可能性があります。
指しゃぶりは、永久歯の生え替わりまではやめた方が良いでしょう。
指しゃぶりによる影響
- 【開咬】前歯が噛みあわなくなる ※図1
- 【上顎前突】出っ歯になる
- 【交叉咬合】上下の奥歯が横にずれて中心があわない ※図3
- 舌たらずな話し方になる(サ・タ・ラ行が上手に発音しにくい)
- 唇がめくれた様に見える
- 口を開けたままで、音をたてて食べることが多くなる
- 口呼吸になる
- 舌で前歯を押し出す癖がつく ※図2